子どもの保護は、ココアホライズンプログラムの3つの重点項目のひとつです。自立したコミュニティを形成し、未来に向けた持続的な改善を行うためには、児童労働の監視に加え、コミュニティを中心としたアプローチが必要です。
ここでは、サンドラとクラスメートに新品の学用品キットが贈られるまでのストーリーをご紹介します。
1200人の子どもたちに学用品キットを寄贈
靴も本も鉛筆も新品なんて信じられない。ママは私に新しい制服を買わなくていいの!嬉しすぎて、とにかく踊りたい気分よ
11歳のサンドラは、先生からもらった新しい学用品一式を抱きしめて、顔をほころばせました。
サンドラは、ガーナのアシャンティ地方ベクワイ市にあるワワセMA小学校に通う約92人の子どもたちの一人です。1,250人ほどが暮らすワワセ地域は、カカオ農家が中心です。男女ともに一日の大半をカカオ農園で過ごしていますが、彼らは未来を担う子どもたちに教育を受けさせたいと考えています。
キットの寄贈を受けて、校長のAbraham Boamah氏と巡回教育指導員のBerla Ayibglo氏は、この支援は地域の教育や学習を効率的に進めるために大いに役立つと感謝の意を表しました。
ココアホライズン財団が活動しているコミュニティでは、推定1200人の子どもたちが学用品キットの寄付の恩恵を受けています。
ココアホライズン財団
バリーカレボーが設立したココアホライズン財団は、スイスを拠点とするNPOで、プレミアムとその分配法について高い透明性を有し、第三者検証を受けています。自然や子どもたちを守る自立したコミュニティを作ることで、カカオ生産者の繁栄を促進することを目標とした、生産地への影響を重視するプログラムです。当財団は「持続可能な開発目標」(https://www.un.org/sustainabledevelopment)*を支援しています。
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