現代のチョコレートが誕生してから140年以上の時を経て完成した「次世代チョコレート」を発表いたしました。
チョコレートを取り扱うブランドやプロの職人が、自然の味わいを楽しみながら健康になれる食品や飲料を求める生活者のニーズに応えられるものです。
伝統的な手法、未来を見据えたエンジニアリング
「次世代チョコレート」の根幹をなすのは、栽培時に培われ、発酵・焙煎の段階で顕著化するカカオ豆の風味の違いです。バリーカレボーは、チョコレートの製造プロセスを根本から見直し、CCC(Cocoa Cultivation & Craft)という独自の製法で最適化することによって、それぞれのカカオ豆の特色を正確に識別し、繊細な風味の違いを引き出すことに成功しました。開発スタートは、ドイツのヤーコプス大学ブレーメンと、長年にわたり共同で取り組んだ調査プログラムで新たな知見が得られた2000年までさかのぼります。 高度な検出技術と、新しい官能検査法を組み合わせることで、カカオ豆の特色を識別することが可能になったのです。
カカオ本来の味を堪能できる
CCC製法を用いることで、バリーカレボーはチョコレートを「カカオに始まり、砂糖で終わる」ものに根本から再定義できるようになりました。「次世代チョコレート」のダークチョコレートは75%以上のカカオに砂糖だけを加えた2種類を原材料、ミルクチョコレートは55%以上のカカオに乳製品と砂糖を加えた3種類を原材料としています(*1)。そのため、作られるレシピも素材に限りなく近く、カカオ本来の味わいの違いを感じることができるようになりました。 また、「次世代チョコレート」は、自然の味わいの追求だけではなく、健康志向の生活者のニーズを満たすことも前提に設計されており、世界全体で消費される8割以上のチョコレートと比較して、含まれる砂糖が半分以下になります。
(*1) 【参考】ダークはカカオ45-50%、ミルクはカカオ30-40%、6~9つの原材料が含まれるチョコレートが業界平均
「健康的に甘いものを堪能したい」というニーズの増加
昨今の生活者は、人生の楽しみや喜びの瞬間を求めつつも、心身や環境とも調和のとれた生活を求めています。バリーカレボーが最近独自に行った生活者調査は、この傾向を浮き彫りにしています。