カカオのサステナビリティに関するガイド: ポートフォリオの出発点

ココアホライズンラベル

カカオのサステナビリティに関するガイド: ポートフォリオの出発点

サステナブルな方法で調達されたカカオに向けての目標が何であれ、ほとんどのメーカーは一度にすべてを切り替えることはしません。従って、自社のポートフォリオの中で最も有意義な影響を与えることができる製品をまず特定するのが良いでしょう。 食品・飲料ブランドや、サステナビリティをポートフォリオに組み込もうとしているメーカーには、検討すべきさまざまな機会があります。以下に、最も効果的なものをいくつか紹介します。
プレミアムチョコレート ガラムマサラ ダークビスケット

プレミアム製品

すでにプレミアムなポジショニングで生活者を射止めているのでしたら、サステナブルへの投資をカバーできる可能性が高くなります。また、プレミアムチョコレートを好んで購入する生活者は、サステナビリティを重視し、高品質な原材料を連想するため、プレミアム製品の認知度を高めることができます。 

スティックチョコレートとクランチークレープ

カカオが主原料の製品

お菓子の分野では、原材料にカカオが多く含まれていることを生活者が理解しているダークチョコレート製品がこれにあたります。アイスクリームやクッキーのようなセグメントでは、ダブルチョコレートのような製品があればそれにあたります。カカオのサステナビリティを生活者に最も関係のあるところで伝えるということは、焦点を絞るということであり、より広範囲に展開する前にテストと学習ができるということです。

ミューズリーバー

ライフスタイルレンジ

プラントベースやパレオといったライフスタイルを実践する生活者は、一般的に飲食物に対して心身一体的なアプローチをしています。その選択肢にサステナビリティを加えることで、生活者は自分たちが心地よいと感じられる製品を求めるようになり、提案のアピールが強まります。

ルビーボックス

新しいイノベーション製品の発売

サステナブルなカカオのコストを前もって組み込むことができるため、サステナビリティの旅を始めるには最適な機会です。また、イノベーションには通常、新製品を生活者に伝えるための発売キャンペーンが伴いますので、サステナビリティのストーリーテリングを組み込み、ブランドの新しいメッセージをテストする絶好の機会でもあります。

 

植物性のカカオプリン

あなた自身のブランド

プライベートブランドを展開する小売業者であれ、自社ブランドを展開する共同製造業者であれ、サステナビリティは、自社が主導権を持ち、サプライヤーや顧客に模範を示すことができるところから始めるのがよいでしょう。

ホールフルーツのカリカリパテとカカオゼリーのプラリネ

高付加価値製品としての売り込み

RFPや概要書でサステナビリティが要求されていない場合でも、オプションのアップグレードとして含めると有利な場合があります。受注者は、最初のプロジェクト・スコープではサステナビリティを考慮していなかったかもしれませんが、他の製品と比較してサステナブルなカカオと記載できる手頃なオプションがあることや、より高い価格帯を設定できることに驚くかもしれません。サステナビリティの旅に顧客企業が先駆的な一歩を踏み出す手助けができ、それが長期的な成長、企業の誇り、従業員のエンゲージメントの源となる可能性があります。

 

ブランド、小売、製造関係の皆様がサステナビリティでサポートを必要とされる場合は、当社のカカオのサステナビリティに関するガイドはじめに をご覧ください。

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