ベーカリー製品は家庭の定番商品であり、例えば米国の生活者の94%が過去6ヶ月¹間にパンやベーカリー製品を購入したと答えています。
今後、ベーカリー製品を作る上で、考慮すべき重要なテーマは何でしょうか。
私たちは、今日のベーカリーに最も影響を与えている重要なトレンドを特定するために、独自の調査を吟味し、新製品の発売を追跡し、さまざまな業界のデータソースを統合しました。
ベーカリーで注目すべき2022年のトップ6のトレンド
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1. 心の健康
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2. 砂糖の削減
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3.特別な体験
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4. 良いものをプラス
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5. カスタマイズされたニーズ
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6. 環境にやさしいお菓子
特別な体験
生活者はワクワクするような体験を求めていて、これはベーカリー製品にも当てはまります。 生活者が新しい体験を求める中、新しいフレーバー、大胆な色使い、多彩な食感がトレンドとなっています。
IRI社によると、67%の生活者が食べて楽しいスナックを求めており、これは20193年と比較して3ポイント上昇しています。 ミッシェル・エ・オーギュスタンの「クロワッサンチップス」は、このような生活者の要望に応え、新しい味と食感を体験できる商品です。
また、ここ数カ月の間にtsunamiケーキ(ケーキの土台の上から、ソースやクリームをかける)やテイク&ベイク(持ち帰って、家庭のオーブンで焼く)商品などの例が紹介されているように、生活者はこれからも体験を先導する商品を求めるようになると予測しています。
環境にやさしいお菓子
次世代の消費者は、おいしいだけでなく、できるだけ環境や人にやさしい贅沢品を求めています。
プラントベース、オーガニック、ナチュラル、サステナブル、トレーサビリティは、既存の信頼できる認証と並んで、必須の主張となりつつあります。現在、ヨーロッパの消費者の40%が、食べ物や飲み物が環境に与える影響に影響を受けており(Foresight Factory)、この数は今後ますます増えていくと思われます。
Sainsbury's は、Veganuary に先立ち、新しい自社ブランドのプラントベース食品シリーズを発表しました。英国におけるプラントベースの製品に対する「需要の急増」に対応するため、Sainsburyはプラントベースの常温・冷蔵・冷凍食品ライン全体を発表しました。これには、ヴィーガンステーキなどの新鮮な代替肉や、ケーキやデザートなどのプラントベースのコンフォートフードラインが含まれます。
出典:
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Mintel Reports, In-Store Bakeries - US - February 2021
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Mintel Reports, Baking and Mixes - US- March 2021
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IRI, How America Eats- The Snacking Frenzy in 2021 and Beyond - April 2021
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Innova, Top 10 Trends Bakery & Cereals - 2021
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Mintel Reports, A Year of Innovation in Baking Ingredients & Sugar - April 2021